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【不動産が絡む相続⑤】農地の相続

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農地を相続する際のポイントについて教えて下さい。 

くり子ちゃん

1 農地については農地法の規制がありますので注意が必要です。

たとえば、農地の取得者が不在地主となる場合には、小作地を所有することができません(農地法6条1項1号)。

また、農地の権利を移転する場合には、原則として、農業委員会(場合によっては都道府県知事)の許可が必要です(同法3条1項)。

ただし、遺産分割により農地を取得する場合には、この許可は不要です(同項12号)。

2 なお、遺産分割の調停において、相続放棄した相続人が利害関係人として参加し、相続人から農地の贈与を受けた場合、農地法3条の許可を要するかについて、最判昭和37年5月29日は、遺産分割の家事調停において、相続人から利害関係人である相続放棄者に対し農地を贈与する旨の調停条項が成立しても、農地法3条1項但書7号(現在の12号)所定の遺産分割による場合に当たらない旨判示し、知事の許可を要するとしています。