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【不動産売買①】売主の担保責任-他人物売買の担保責任

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特定物売買の売主が負う他人物売買の担保責任について教えて下さい。

くり子ちゃん

1 まず、他人の権利を売却することも法律上可能です。

つまり、目的物の所有権が売主に帰属していなくても、売買契約は成立します(民法560条)。

この場合、売主は、その権利を取得して買主に移転する義務を負います(同条)。

2 売主が売買の目的とされた他人の権利を取得して買主に移転することができないときには、担保責任を負います(追奪担保責任・民法561条)。

もっとも、権利移転不能が、買主の責任による場合には、担保責任を追及することはできません

たとえば、買主自身が所有者から売買の目的物を直接購入したために履行不能となった場合には、売主の担保責任は否定されます(大判昭和17年10月2日)。

3 他人物売買の担保責任の効果として、買主は契約を解除すること(同条本文)および買主が売主に権利が帰属しないことを知らないとき(善意の場合)には損害賠償請求をすることができます(同条ただし書)。