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【境界確定・所有権確認②】境界確定の判断資料とは?

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隣地との境界を確定する場合、どのような資料を参考にすればいいですか。

くり子ちゃん

1 登記所に備え付けの地図

不動産登記法14条に基づく作成された地図(14条地図)や公図、地積測量図等は資料となります。

特に14条地図は、精度が高く、現地においてその土地の位置および区画を明確に表示できる能力(現地復元能力)をもった有力な資料となります。

これに対して、公図は、法務局に保管されている旧土地台帳附属地図のことを指しますが、一般に精度は低く、証明力は高くありません。

14条地図については、【境界確定・所有権確認⑦】をご参照ください。

公図については、【境界確定・所有権確認⑧】をご参照ください。

地積測量図については、【境界確定・所有権確認⑨】をご参照ください。

2 占有状況

占有の事実から所有の意思が推定され(民法186条1項)、占有状態から境界も推定することができます。

図面や写真等の物的な証拠資料によって直接的に境界の位置を推認することができない場合などは、当事者双方の占有状態を境界推認の要素として主張することが多いです。

3 境界標

境界杭や境界石がある場合には、これらも資料となりますが、移動されていないかの確認が必要です。

4 塀などの設置状況・設置経緯

塀・柵・側溝等の設置状況や、設置経緯も参考になります。

5 その他

古い地図や、近隣住民の証言、当事者の合意内容等も参考資料となります。