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【競売手続②】不動産競売の入札価額の明確性

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不動産競売の入札価額はどの程度の明確性が求められるのですか。

くり子ちゃん

1 入札価額欄の記載内容からみて入札価額が一義的に明確であると認められないときは、そのこと自体により、その入札書による入札は無効と解されることになります(最高裁判決)。

2 例えば、不動産競売の入札書の入札価額欄において、「千万」の位に「¥」、「百万」の位に「3」、「十万」の位に「2」、「万」、「千」、「百」及び「十」の各位にそれぞれ「0」、「一」の位に横線が記載されているときは、同欄の記載内容からみて入札価額が一義的に明確であるとは認められず、同欄の記載以外の事情から入札人の意思を推測し、「一」の位の横線を漢数字の「一」であるとして入札を有効とみることは許されないとした裁判例があります(東京高裁平成24年9月25日決定)。