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【マンショントラブル⑤】専有部分の不当使用行為とは?

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専有部分の不当使用行為について具体例を教えてください。

くり子ちゃん

区分所有者は、専有部分を、自由に使用できますが、専有部分の性質に反し、あるいは、建物の構造に問題が生じるおそれのある使用(不当使用行為)は、共同の利益に反する行為となるため、禁止されます。

不当使用行為とされた例としては、以下のものがあります。
1 カラオケスタジオの夜間営業(東京地裁平成4年1月30日判決)

2 託児所の営業(東京地裁平成18年3月30日判決)

3 病院の看護師等の子どもを預かるための保育室としての使用(横浜地裁平成6年9月9日判決)

4 宗教団体施設としての使用(大阪高裁平成10年12月17日判決、横浜地裁平成12年9月6日判決)

5 専有部分への大量のゴミの放置(東京地裁平成23年1月25日判決)

6 住居内やバルコニーにゴミ、動植物の腐敗物、害虫の幼虫などを放置し、近隣住居や共用通路に強烈な悪臭を発生させていた行為(大津地裁平成13年2月13日判決)

7 複数の猫を飼育し、猫の糞尿による悪臭を発生させていた行為(東京地裁平成19年10月9日判決)

8 野鳩の餌付け、飼育(東京地裁平成7年11月21日判決)

9 風俗店の営業(東京地裁平成22年10月21日判決)

10 居酒屋の営業(神戸地裁尼崎支部平成13年6月19日判決)

この他、規約によって専有部分の用途や用法を制限することができます。

居住用のマンションにおいては、規約において、専有部分を専ら住宅として使用するものとし、他の用途に供してはならない、という定めが置かれるのが一般的です(標準管理規約12条)。

この点については【マンショントラブル⑥】をご参照ください。