ホーム > 不動産問題Q&A > マンショントラブル > 【マンショントラブル⑮】管理費の消滅時効

【マンショントラブル⑮】管理費の消滅時効

Pocket

管理費の滞納があるとき、管理費は何年で時効消滅しますか。

くり子ちゃん

管理費の消滅時効について、最高裁は、以下のように判断しました。

管理費等の債権は、管理規約の規定に基づいて、区分所有者に対して発生するものであり、その具体的な額は総会の決議によって確定し、月ごとに所定の方法で支払われるものである。このような管理費等の債権は、基本権たる定期金債権から派生する支分権として、民法169条所定の債権に当たるものというべきである。」(最高裁平成16年4月23日判決)
民法169条では、定期給付債権については、5年の短期消滅時効を定めていることから、管理費は、5年の短期消滅時効にかかることになります。

なお、確定判決、裁判上の和解、調停その他確定判決と同一の効力を有するものによって確定すれば、一律に10年の消滅時効が適用されます(民法174条の2)。したがって、管理費の債権についても、いったん確定判決などがあれば、時効期間は10年となります。