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【建築紛争⑬】慰謝料

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建物に瑕疵があった場合、慰謝料の請求は認められますか。

くり子ちゃん

注文住宅でも建売住宅でも、被害が甚大な場合には、裁判所は被害者に対する慰謝料の支払義務を認めています

ただし、そのほとんどが建替事案(建売住宅では契約の解除が認められる事例)又はそれとほぼ同様の補修が命じられた事案です。

以下、参考になる裁判例をご紹介いたします。

①大阪高判平成元年2月17日

不同沈下が発生した鉄骨造の共同住宅の瑕疵につき2棟合わせて180万円の慰謝料を認めた。

②大阪地判平成3年6月28日

建売住宅に関して50万円の慰謝料を認めた。

③東京地判平成4年4月27日

ビル新築工事の山留工事の不良につき100万円の慰謝料を認めた。

④神戸地姫路支判平成7年1月30日

建替と同様の補修費用を認めた事案について100万円の慰謝料を認めた。

⑤福岡地判平成11年10月20日

施工業者の不十分な地盤調査によって発生したひび割れ等について50万円の慰謝料を認めた。

⑥神戸地判平成14年11月29日

7年10か月間にわたり、地震により大きな被害を受けた建物に居住し、不快で非健康的な生活を送ってきたことを理由に700万円の慰謝料を、アンダーピニング工法による補修をしたとしても、本件建物は当初から瑕疵のなかった建物であるわけではなく、瑕疵のない建物と比較して当然経済価値が下落しているので約3%の200万円の慰謝料を認めた。